CentOS CUPSで Canon MP610を使う
印刷するたびにプリンタのUSBを一回ずつPCにつないで電源いれて・・・・
というのは簡単だけど面倒な作業でもあったので,「CentOSをインストールしたサーバーでプリンタサーバーを作ってしまおう」 というのが今日の内容です.
では早速構築していきます
1.CUPSの設定
こちらのWebサイトを参考にさせていただきました.
- CUPS自体の設定
はじめての自宅サーバ構築 – Fedora/CentOS - : http://kajuhome.com/cups.shtml
- 暗号化通信の設定
CentOSサーバー構築マニュアル : http://centos.server-manual.com/centos6_openssl.html
ここまではよかったのですが,私はcupsにアクセスしたらhttp400エラーが出てつまずきました・・・(;´д`)
2.プリンタの設定
CentOSには最初からMP610のドライバが入っているようですが,英語版のために日本語印刷ができませんでした.
日本語で印刷しようものなら日本語の部分がすべて □□□□□□□ のようになってしまい,これでは使いものになりません.
そこで私は,日本語のドライバをインストールすることにしました.日本語のドライバはこちらからダウンロードすることができます
3.ドライバのインストール
プリント用のドライバとスキャン用のドライバの2つがあるのですが,両方ともインストールしました.
ドライバは32bit用のものしかありませんが,一応64bitの環境でも使うことができました.
まずはプリント用のドライバから.
プリント用ドライバの共通ドライバを最初にインストールしてからMP610用のドライバというようになります.そんなわけで共通ドライバからのインストールになります.
[crayon]
rpm -ivh cnijfilter-common-2.80-1.i386.rpm
[/crayon]
するとすると
[crayon]
[root@server01 printer]# rpm -ivh cnijfilter-common-2.80-1.i386.rpm
エラー: 依存性の欠如:
libc.so.6 は cnijfilter-common-2.80-1.i386 に必要とされています
libc.so.6(GLIBC_2.0) は cnijfilter-common-2.80-1.i386 に必要とされています
libc.so.6(GLIBC_2.1) は cnijfilter-common-2.80-1.i386 に必要とされています
libc.so.6(GLIBC_2.3) は cnijfilter-common-2.80-1.i386 に必要とされています
libcups.so.2 は cnijfilter-common-2.80-1.i386 に必要とされています
libpopt.so.0 は cnijfilter-common-2.80-1.i386 に必要とされています
[/crayon]
これらをインストールしないと始まらないので,インストールします
[crayon]
yum -y install libc.so.6 libcups.so.2 libpopt.so.0
[/crayon]
インストールが終わったら再度
[crayon]
rpm -ivh cnijfilter-common-2.80-1.i386.rpm
[/crayon]
をするとインストールできます.
続いてはMP610用のドライバをインストール
[crayon]
rpm -ivh cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386.rpm
[/crayon]
またしても依存パッケージがないとおっしゃる・・・
[crayon]
[root@sever01 printer]# rpm -ivh cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386.rpm
エラー: 依存性の欠如:
libatk-1.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libgdk-x11-2.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libgdk_pixbuf-2.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libglib-2.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libgmodule-2.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libgobject-2.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libgtk-x11-2.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libpango-1.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libpangox-1.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libpangoxft-1.0.so.0 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
libxml2.so.2 は cnijfilter-mp610series-2.80-1.i386 に必要とされています
[/crayon]
これも先ほどと同じように依存パッケージをインストール
[crayon]
yum -y install libatk-1.0.so.0 libgdk-x11-2.0.so.0 libgdk_pixbuf-2.0.so.0 libglib-2.0.so.0 libgmodule-2.0.so.0 libgobject-2.0.so.0 libpango-1.0.so.0 libpangox-1.0.so.0 libpangoxft-1.0.so.0 libxml2.so.2
[/crayon]
これで再度最初のコマンドを実行すれば完了
やっと日本語で印刷できるようになりました.
スキャナ用のドライバも同じようにやるとインストールできます.
やってる作業もコマンドもほぼこれとおなじなので割愛します.
これでやっと面倒な作業から解放されるー!
※追加
再度テストページを印刷したら,やはり日本語になると思われる部分が化けていました.
また,試しにMP610のドライバを削除してWindowsマシンから印刷してみたら普通に日本語印刷できてました.
CUPSのテストページ印刷がおかしかったようです.
まあなにはともあれインターネット経由で印刷できるようになってよかった