H47Aミニカターボを作った

たびたび変なクルマを作ってしまうことがあるけれど、大体は記録に残さず捨てちゃうのでちゃんと記録に残して行こうと思う。

 

ベース車両

ベース車両は2018年12月に購入した三菱・ミニカ(H47A)

NAエンジンと4WDという組み合わせのせいか、びっくりするくらい遅い。高速道路の合流だと加速しなくて毎回ヒヤヒヤだった。

これじゃいかんということでターボ化してみることにした。

ターボエンジンのスワップには

  1. ドナー車両買ってきてまるごと移植
  2. エンジンだけ買ってきてハーネス・ECUはベース車両のを使う。

の大きく分けて2種類あると思うが、今回は 1.ドナー車両買ってきてまるごと移植 をすることにした。

2は燃料や点火の制御をサブコンなどでしてあげないと怖いし、今回のターボ化のようなスワップでは、ブースト制御などもブーストコントローラーでやってあげないといけない。結構手間もかかる。

エンジンだけ買ってくるよりも車ごと買ってきたほうが必要な部品を移植できるので余計な出費と手間を抑えられる。

 

ドナーの入手

ヤフオクを眺めていたらすごく手頃なドナー車両があったのでポチってみた。

即決3万円とかだったような。

この車を買ったら部品もいっぱいついてきて、部品ばらして売っただけで車両代と積載車レンタル費用、ガソリン代をまかなえてしまった。すごく嬉しい。

 

その他の下準備

すべての配線がそのまま使えるわけではなく、配線の切った貼ったが必要となる。そのため

  • ミニカの電気配線図
  • EKスポーツの電気配線図

の2つを用意して配線を作れるように準備した

 

ドナー車両からターボエンジンを下ろす

ドナー車両からエンジンとハーネスを取り外す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

よくよく見たらミニカとEKスポーツでは燃料配管・燃料ポンプも違ったので、それらも移植しないといけなかった。燃料タンクの形状はミニカもEKスポーツも大きく違わなかったので、燃料タンクごと移植したほうが早いかもしれない。

(今回はEKスポーツ燃料タンクのサビがひどかったので、燃料ポンプ移植した)

余談ではあるが、ミニカは前期・後期で燃料のリターンが違う。前期にはリターン配管があって後期にはない。もし後期のミニカにターボエンジンを載せるときはリターンの配管移植も必要となる。

エンジン降りると嬉しいよね。

 

ターボエンジンのオーバーホール

今回ドナーにした車両はオイル管理がちゃんとなされていなかった車両の様でオイル消費が激しいとのことだった。

オイル添加剤でごまかそうかと思ったのだが、そんなレベルではなかったので分解してオーバーホールすることにした。

作業台にエンジンを乗せてサクッと分解。

ヘッドとシリンダブロックを分割してみたらオイルで真っ黒。なかなかにひどかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エンジンバラバラにしたあとはメタルクリーンを使ってきれいに洗浄。ピストンのカーボンが本当にひどくてなかなか落ちなかった。ピストンのオイル穴にスラッジがぎっしり詰まっていたのにはびっくり。

バルブはきれいにして再利用。すり合わせしたときに、エキゾースト側のバルブ当たり幅が整備書の限界値を超えていたけど見てみないふり(笑)。

コンロッドメタル、ピストンリング、各種オイルシール、ガスケット、ウォーターポンプ、タイミングベルトなどなど色々交換。

エンジンO/Hのついでとして、ローテンプサーモスタットを入れてみた。
HA23などのK6Aエンジンのサーモスタットとサイズが全く一緒なので流用ができる。

 

ミニカへターボエンジンスワップ

ドナー車両からターボエンジンをおろした要領でミニカからもエンジン・ハーネスを取り外す。

 

三菱の車両にはETACS-ECUという、今で言うBCMがついている。
これを移植するとキーレスエントリーやキーロック後の車内灯段階減光などいろいろ使えるのでインパネハーネスも移植。
ミニカとEKスポーツではドアと接続するコネクタとフロアハーネスのコネクタが違うので、EKスポーツのハーネスにミニカのコネクタをつけた。

あとエアコンパネルも違ったので配線加工してミニカのを使った。

本当に細かいところがいろいろと違うので配線図は必須。

配線の準備ができたらエンジンを搭載。

EKスポーツのサブメンバーにはスタビライザーがついているので、EKスポーツのサブメンバーにエンジンを乗せてミニカに搭載。
EKスポーツはATだけど移植先のミニカはMT。フライホイールやクラッチなども移植する必要がある。EKスポーツのエンジンハーネスを使う場合はインヒビタースイッチの配線も加工しないとエンジンがかからない&エンジン制御が正しくできない。

あとミッションの配線も違って、EKスポーツは入力軸センサーと出力軸センサーから車速を計算しているが、ミニカはミッションから車速センサーが生えているので配線の追加も必要となる。

EKスポーツのメーターを使う場合は車速センサーと直結する必要があるので注意。(配線のプルアップが必要だったけどちゃんと接続できてなくてスピードメーター動かなかったのは秘密)

ECUに車速が行かなくてちゃんと制御できないのでは?と不安だったけどそんなことはないみたいだった。

なんだかんだ、すったもんだもあったけど一応エンジンかかった。これでターボエンジンスワップはほぼ完成。

(このあとISCVの調整やタペットクリアランスの調整をしてちゃんと走るようにした)

ターボでマニュアルでそこそこ走る楽しいミニカができた。

 

ミニカターボエンジン換装は以上となる。

今回かかった費用をまとめると

ベース車両:ひみつ
ドナー車両:3万円
積載車レンタル費用:1万円
燃料費:1万円
エンジンオーバーホール費用:6万円(部品代のみ)
——–
計 11万円

費用対効果はどうなんだと言われると切なくなるので言わないでほしい😫
とはいえターボでマニュアルでそこそこ走る楽しいミニカができた。

これを見て真似する人なんていないとは思うけど、もし真似する場合は自己責任で。

後日談

なんと取材頂いてオートメッセWebの記事に載った。ちょっとうれしい。

https://www.automesseweb.jp/2020/05/04/388247

 

 


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